投稿者

元サイエントロジスト

投稿日時

2024-08-01 11:23:18

報告内容

私は以前にこの団体のメンバーだったことがありますが、人権侵害や多額のお金を要求されることから怪しいと感じ、10年以上前に脱退しました。未だにこの団体に勧誘され、物質的・精神的な奴隷になる人が存在するので、この場を借りて注意喚起致します。

サイエントロジー教会は、1911年生まれのアメリカの作家、自称哲学者であるラファイエット・ロナルド・ハバード(L.ロン ハバード)が設立した宗教団体です。
宗教とは言っていますが、実際に行っているのは自己啓発セミナー的なトレーニングセミナーや個人カウンセリング、講演CD、書籍の販売です。いずれも高額です。

勧誘手段は、
・無料の性格分析テストの配布
・サイエントロジーの名前を伏せて行われる小規模セミナー
・自己啓発本「ダイアネティックス」等の書籍の販売
であり、始めは安価なセミナーやコースを勧めてきますが、興味のある人に対してはより上級の高額なコースを販売します。

この団体の危険なところは、なにかを信じなさい、というのではなく、一見効果のありそうな精神分析的・心理学的なデータを提示し、
「あなた自身がこのデータを真実と思えば使ってみてください。」という寛容な態度でアプローチしてくる点です。

ある程度サイエントロジーのサービスを進めると、この寛容な態度は消え失せ、参加者はハバードの著作を「妄信」するように誘導されていきます。

サイエントロジー教会は、アメリカをはじめとする世界中で信者をマインドコントロールし、多額のお金を巻き上げる「カ○ト宗教」として、法律的に禁じられたこともありますし、裁判の事例も数多くあります。

【対処方法】

サイエントロジーにお金を支払ってしまった場合、自分の居住する地域の国民生活センター(消費者センター)にその経緯を詳しく説明し、返金を助けてもらってください。「無理やりローンを組まされた」「複数のスタッフに囲まれて説得された」「契約するまで返してもらえなかった」など、支払いを強要された点を明確に話すのがポイントです。

サイエントロジーのオーグ(教会)に返金を申し入れても、なかなか応じてもらえません。時間のかかる手順を踏むように言われ、訪れるたびにしつこく説得されるので、諦めてしまう人も多いです。

弁護士に依頼するのもひとつですが、サイエントロジー側は弁護士のあしらいに長けており、私の知る限り、消費者センターの方が頼りになります。(弁護士でどうにもならず、消費者センターが助けてもらった人を実際に知っています。またセンターは無料です。)

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