【Amazonが危ない?!】よくある詐欺の手口と基本的な対策を紹介

Amazonでの詐欺の手口と対策、2段階認証突破の危険性と防止策

7月16日と17日はAmazonプライム・デー! お得にいいものが買えると楽しみにしている人も多いでしょう。しかしオンラインショッピングの普及に伴い、Amazonなどのプラットフォームでの詐欺被害も増加しています。消費者として安全に買い物をするためには、詐欺の手口とその対策を理解し、さらに2段階認証(2FA)を効果的に利用することが重要です。本記事では、Amazonでの詐欺の手口、2FA突破の手口、その危険性と防止策について詳しく解説します。

1. Amazonでの詐欺の手口

Amazonでの主な詐欺の手口には、以下のようなものがあります。

Amazonでよくある詐欺の内容

1.フィッシングメール
2.偽のマーケットプレイス出品者
3.クレーム詐欺
4.偽のレビュー
5.盗まれたアカウント
6.過剰請求

それぞれの内容と対策を見てみましょう。

1.フィッシングメール

フィッシングメールは、詐欺師がAmazonを装って送信するメールです。このメールには、偽のログインページへのリンクが含まれており、ユーザーがそのリンクをクリックしてログイン情報を入力すると、詐欺師にその情報が渡ります。フィッシングメールは非常に巧妙で、一見すると本物のAmazonからのメールと見分けがつきにくい場合があります。

対策

  • メールの送信者アドレスを確認する。
  • 不審なリンクをクリックせず、公式サイトから直接ログインする。
  • メール内のリンクではなく、ブラウザのブックマークや公式アプリを利用する。

2.偽のAmazonマーケットプレイス出品者

詐欺師が偽の出品者としてAmazonマーケットプレイスに登録し、低価格の商品を出品します。購入者が商品を注文しても、商品が発送されなかったり、偽物が届くことがあります。

対策

  • 出品者の評価とレビューを確認する。
  • 不自然に低価格の商品には注意する。
  • Amazonの保証制度を利用し、安全な取引を心掛ける。

レビューが本物であるかどうかは、「サクラチェッカー」を使って確認することをおすすめします。

Amazon 詐欺 サクラチェッカー

🌸サクラチェッカー https://sakura-checker.jp/

また、Amazon発送であっても、会社概要を必ずチェックする癖をつけましょう。パンダの国が日本の会社を装っているケースも蔓延しています。住所が外国になっていなくても、グーグルマップで検索して雑居ビルの一室だった場合、詐欺の可能性が考えられます。

買い物前に商品や出品者についた低評価のコメント内容を2~3個チェックする習慣をつけると、リスクを減らすことができます。

3.クレーム詐欺

購入者が商品を受け取った後、「商品が届かなかった」と主張し、返金を求める詐欺手法です。特に追跡番号のない配送方法を利用した場合に多く見られます。

対策

  • 配送時に追跡番号が付与される方法を選択する。
  • 配送状況をこまめに確認し、異常があれば早めに対応する。

4.偽のレビュー

詐欺師が偽のレビューを投稿し、製品の評価を操作します。これにより、品質の低い商品が高評価として見られることがあります。特に家電(ワイヤレスイヤホン、モバイル充電器etc)などは必ず確認するほうが無難です。

対策

  • 極端に高評価または低評価のレビューを疑う。
  • 実際の購入者レビューを確認し、信頼性を判断する。

以前は日本語の怪しさで判断できましたが、最近の偽レビューは日本人を雇って行われているケースも増えています。これも、「サクラチェッカー」を利用して正しい意見かどうかを確認しましょう。

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5.盗まれたアカウント

詐欺師が他人のAmazonアカウントに不正にアクセスし、そのアカウントを使用して高価な商品を購入したり、ギフトカードを送信する手口です。

対策

  • 強力なパスワードを使用し、定期的に変更する。
  • 2段階認証を有効にする。
  • アカウントのアクティビティを定期的に監視する。

6.過剰請求

出品者が商品の価格を不当に高く設定し、購入者から過剰な料金を請求する手法です。これには送料の不正な増額も含まれます。

対策

  • 複数の出品者の価格を比較する。
  • 商品の総額(送料込み)を確認する。
  • 不審な料金設定に注意し、報告する。

買い物の際は、毎回必ず、決済前に送料と合計金額を確認しましょう。商品価格があまりにも安すぎる場合、送料を非常識に高く設定している場合があります。

商品の「色を変更」した際には特に注意が必要です。Amazonでは同じスペックの品物でも色が違えば価格や送料が異なる場合が多いため、このタイミングで詐欺を仕掛けられる可能性も高く、普段から確認する癖をつけておくほうが無難です。

送料の過剰請求があっても、商品自体に欠陥がなければ無償での返品はできません。決済ボタンを押す前に、商品の値段と送料をよく確認してください。

また、値引きをしたと錯覚させるために、事前にわざと高額な金額設定をし、セールで通常価格に戻す手口も散見されます。

騙しの警戒はもちろん、最も安い金額で品物を買うためには、無料の拡張機能「Keepa」がおすすめです。有効にするだけでAmazonの商品説明画面に表示され、面倒がなく非常に便利です。

以下のように、価格変動を表で確認できます。

Amazon 詐欺 Keepa

「Keepa - Amazon Price Tracker」はPCやスマホで利用できます。お使いのアプリのストアで検索してください。

2. Amazonでの2段階認証突破の手口と防止策

最近は、2段階認証を突破してAmazonギフトを購入するなどの手口も発生しています。

2FAの突破手口

2FAの突破手口として、主に4つが考えられます。

2FAの突破手口

1.フィッシング詐欺
2.SIMスワップ詐欺

3.マルウェア
4.社会的なエンジニアリング

  1. フィッシング攻撃:詐欺師はユーザーを偽のログインページに誘導し、通常のパスワードと2FAコードを入力させます。この手法は「マン・イン・ザ・ミドル」攻撃とも呼ばれ、ユーザーが入力した情報をリアルタイムで盗み、詐欺師が正規のサイトにログインするのに使用します。

対策

  • フィッシングメールを避け、公式サイトやアプリから直接ログインする。
  • 不審なリンクやメールを無視する。
  • URLを注意深く確認し、正規のドメインであることを確認する。
  1. SIMスワップ詐欺: 詐欺師が携帯電話会社を騙して、ターゲットの電話番号を自分のSIMカードに移行させます。これにより、2FAコードを含むSMSが詐欺師のデバイスに送信されるようになります。

対策

  • 携帯電話会社に連絡し、SIMカードの交換や転送に関する追加のセキュリティを設定する。
  • 二段階認証の方法として、SMS以外の方法(例:認証アプリ、ハードウェアトークン)を使用する。
  1. マルウェア: ユーザーのデバイスにマルウェアが感染すると、2FAコードを含むSMSや通知を監視し、それを詐欺師に送信することがあります。

対策

  • 信頼できるアンチウイルスソフトウェアを使用し、定期的にスキャンを行う。
  • 不明なリンクやアプリケーションをダウンロードしない。
  • デバイスとソフトウェアを最新の状態に保つ。
  1. 社会的なエンジニアリング: 詐欺師がユーザーに直接連絡を取り、偽の緊急事態や偽のサポートを装って2FAコードを尋ねることがあります。

対策

  • 2FAコードやその他のセキュリティ情報を他人と共有しない。
  • 公式サポートからの連絡を装った不審な電話やメールに注意する。

3. 2段階認証の安全性を高める方法

認証アプリの使用

Google AuthenticatorやAuthyなどの認証アプリを使用することで、SMSよりも安全な二段階認証を実現できます。これらのアプリはインターネット接続を必要とせず、認証コードを生成します。

ハードウェアトークンの利用

YubiKeyなどのハードウェアトークンは、物理的なデバイスを使用して認証を行うため、非常に高いセキュリティを提供します。物理デバイスが必要なため、リモートでの攻撃が困難です。

セキュリティ設定の見直し

  • 定期的にAmazonアカウントのセキュリティ設定を確認し、最新のセキュリティ対策を講じる。
  • 信頼できるデバイスからのみアクセスするように設定する。

アカウント活動の監視

Amazonアカウントのログイン履歴や購入履歴を定期的に確認し、異常なアクティビティがないかチェックすることも重要です。不審な活動が見られた場合は、速やかにパスワードを変更し、サポートに連絡することを推奨します。

Amazonに登録しているクレジットカードが使用される度に、通知メールが来るように設定しておくこともおすすめです。Amazonのサポート体制には不安な面もあるため、怪しい使用通知があったらすぐにカード会社へ連絡して、被害の拡大を防ぎましょう。

乗っ取って買い物をしたあと、発覚を遅らせるため、購入履歴を非表示にされている場合もあります。定期的に「アカウントサービス>注文履歴」に進み、左上の期間の設定部分から「非表示にした注文」を指定して閲覧し、覚えのない発注がないかを確認しましょう。

Amazon 詐欺

結論

Amazonでの詐欺から身を守るためには、詐欺の手口を理解し、適切な対策を講じることが重要です。さらに、2段階認証を有効にし、その突破手口に対する防止策を徹底することで、アカウントの安全性を高めることができます。オンラインショッピングの便利さを享受しつつ、これらのセキュリティ対策を実践することで、安全かつ安心して利用することができるでしょう。

Amazonの詐欺手口は、新しく次々に生み出され被害を広げています。YouTubeなどでもときどきは情報を集め、被害に遭わないよう注意しましょう。

参考になる動画の紹介:

【アマゾンが詐欺?】amazonで購入する際に注意するポイント!【騙されるな!】
https://www.youtube.com/watch?v=ip7RLGNpmtU

【気を付けて】Amazonに潜む"悪徳商品"!! 詐欺の手口と対策方法!!
https://www.youtube.com/watch?v=HkEq0oJOq_g

【被害続出】Amazonに潜む詐欺の手口&一瞬で見分ける方法!
https://www.youtube.com/watch?v=UoP7YrguQn4


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コメント一覧
  1. 昨年やられました。購入されたのは、1000円未満のiPhoneの充電ケーブルとアマゾンギフトカード15000円分。うち、充電ケーブルは私の家に送り付けて来ました。詐欺に遭う前日アマゾンからAndroid用の充電ケーブルを買ったので、それがきっかけだったと思う。
    すぐにアマゾンに電話して、先方の詐欺被害対策室と話し合い、商品の発送を止めてもらいました。私はカード会社に連絡してカードを止めてもらい、上がって来た不正請求金額は取り消してもらいました。以来、アマゾンでカードを使わなくなりました。

  2. 良記事ですね!
    特に2と4に出てくる、偽物や低品質の家電は、
    最悪火災に繋がる恐れがあるので、
    要注意ですね!

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