「自分好みのイケメンで…」SNSロマンス詐欺、全財産失う 芦屋の46歳女性が1122万円被害

兵庫県芦屋市の女性がSNSを通じて「ロマンス詐欺」に遭遇

2023年6月30日、兵庫県芦屋市に住む46歳の派遣社員の女性が、交流サイト(SNS)で知り合った男性から投資を名目に1122万円をだまし取られたとして、県警芦屋署に被害を届け出ました。同署はこの事件を、恋愛感情を利用して金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」として調査しています。

事件の経緯と詐欺の手口

女性が被害に遭ったのは、今年4月のことでした。彼女はインスタグラムを通じて、投資家を自称する男性と知り合い、やがてLINE(ライン)などのメッセージアプリを通じて頻繁に連絡を取るようになりました。男性は「あなたが好きだ」「結婚したい」といった甘い言葉をささやき、女性の心を引きつけました。SNSに掲載されている男性の写真は、女性の好みに合うイケメンで、彼女はすっかりその気になってしまったと言います。

投資話の始まりと初めの送金

男性は信頼を得た後、女性に対して投資話を持ちかけました。「高い利益が期待できる」との言葉に女性は心を動かされ、4回にわたり、指定された口座に現金を振り込みました。送金額は次第に増え、最終的には1122万円に達しました。

偽の利益表示とさらなる詐欺行為

投資サイト上では、女性のアカウントに最大で3億円もの利益が表示されていました。しかし、それはすべて偽りであり、実際には一切の利益は発生していませんでした。男性は女性を信じ込ませるために、巧妙に偽の利益を表示させていたのです。

不審なメッセージと出金要求

そんな折、男性から届いたメッセージで、女性の名前が誤って記載されていることに彼女は気付き、不審に思いました。そこで女性は、これまでの投資利益を出金するよう依頼しました。しかし、男性は「アカウントの入力を間違えて口座が凍結された」と説明し、「口座の解凍金が必要だ」と要求しました。女性はこれを信じ、さらに4回にわたって追加の送金を行いました。

延滞金の要求と被害発覚

その後も、男性は延滞金を理由にさらなる送金を求めてきました。しかし、この時点で女性は全財産を失い、ついに家族に相談しました。家族と話し合った結果、彼女は初めて自分が詐欺に遭っていたことに気付きました。

被害者の心理と詐欺の巧妙さ

このようなロマンス詐欺は、被害者の心理を巧妙に利用することで成り立っています。特に、孤独感や愛情に飢えている人々は、詐欺師のターゲットになりやすいと言われています。詐欺師は甘い言葉や信頼を得るための行動を通じて、被害者の心をつかみ、金銭をだまし取るのです。

対策と注意喚起

ロマンス詐欺の被害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。まず、SNSやメッセージアプリで知り合った相手に対しては、過度に信用しないことが重要です。特に、金銭に関する話題が出た場合は、すぐに相談することが推奨されます。また、怪しいと感じたら、相手の言動を冷静に見極めることも大切です。

さらに、家族や友人と密にコミュニケーションを取ることも、詐欺の防止につながります。周囲の人々に相談することで、冷静な判断ができる場合が多いからです。詐欺師は孤立した人を狙うことが多いため、日頃から周囲と良好な関係を築いておくことが有効です。

被害に遭った場合の対応

万が一、詐欺に遭ってしまった場合は、速やかに警察に連絡し、被害を届け出ることが重要です。警察は被害届を受理し、捜査を開始します。また、金融機関にも連絡し、可能な限り被害金の回収を試みることが求められます。さらに、被害に遭った経験を公にすることで、他の人々への注意喚起にもつながります。

結論

今回の兵庫県芦屋市でのロマンス詐欺事件は、SNSを通じて知り合った相手に対する過信がもたらす危険性を如実に示しています。甘い言葉や偽の投資話に惑わされないためには、冷静な判断と周囲のサポートが欠かせません。被害を未然に防ぐためにも、日頃から注意を怠らず、怪しいと感じたらすぐに相談することが大切です。

参考記事 https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202406/0017829136.shtml?p=0

デバンカーけんけんからの一言

あまりにも稚拙なロマンス詐欺です。簡単に引っ掛かっていたらお金がいくらあっても足りません。自分が本当にモテてるのかどうか、鏡をちゃんと見ましょう。


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コメント一覧
  1. それは加害者側だから、また話が違うのではないでしょうか?

  2. 最後の一文「自分が本当にモテてるのかどうか、鏡をちゃんと見ましょう。」は変えた方が良いかと思います〜
    木嶋佳苗とか上田美由紀とか見た目に難のある方がモテてますからね。
    「気をしっかり持って、会ったことも無い相手からの愛の言葉を真に受けてはいけません。」
    とか、どうでしょう?

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