「手をかざして患部を治癒できる」と称するスピリチュアルグループから脱退を希望した女性が集団暴行を受けたとして、兵庫県警捜査1課と網干署は、グループのリーダー格である71歳の無職の女性(兵庫県たつの市在住)と、その息子である45歳のカイロプラクターの男性(同県姫路市在住)など計5人を傷害の疑いで逮捕しました。
このスピリチュアルグループは、メンバー間で暴行行為を「浄化」として正当化していたとされ、県警はグループの実態を詳細に調査しています。
他に逮捕されたのは、67歳の無職の女性(たつの市在住)とその息子2人です。
5人の逮捕容疑は、2017年9月1日の夜、リーダー格の女性の息子が経営する姫路市内のカイロプラクティック店舗で、当時メンバーだった43歳の女性の顔や頭を殴ったり、両腕をつかんだりして打撲などの軽傷を負わせた疑いです。県警は5人の認否を明らかにしていませんが、女性がグループからの脱退を希望したことが暴行の原因だったと見ています。
このグループはリーダー格の親子が知人を勧誘して結成され、「トリニティ」と名乗っていました。息子が経営するカイロプラクティック店舗を拠点にして、メンバーに対して霊感的な治療や占いを勧めていました。グループのメンバーから得た情報によると、体の患部に手をかざして気を送る施術を「ヒーリング」、指で作った二つの輪を繋いだり離したりすることで悩み事の解決策を導き出す占いを「ハンドリング」と称し、ヒーリングは1回5000円で行われていたとのことです。
リーダー格の女性らは「幸せになるためにはより高い次元に行かなければならない」と説き、「そのためには傲慢、執着、我を取らなければならない」と説明していました。また、メンバーに対して「悪いものがついている」と指摘し、「浄化引き上げ」という名目で自分より「高い次元」にいるメンバーから平手打ちを受けることがありました。
このグループは宗教法人の認証は受けていませんが、少なくとも2007年頃から活動していたと見られ、県警は参加者が数十人に上ると見ています。
被害女性は2017年9月に知人に促されて県警に相談しましたが、当時は被害届を提出しませんでした。しかし、今年5月、別の脱退希望者が「暴力を振るわれるかもしれない」と県警に相談したことから、県警は詳細な調査を開始しました。
調査の結果、リーダー格の女性とその息子、その他のメンバーが共謀して、グループから脱退しようとした女性に対して暴行を加えたことが明らかになりました。特に問題となったのは、メンバーに対して「浄化」と称して行われた暴行行為であり、これはメンバーがリーダーに従うための手段として使われていました。
リーダー格の女性は、メンバーに対して自分が「高い次元」にいる存在であると強調し、従わない者や脱退を希望する者に対しては暴力を行使することが正当化されていました。また、ヒーリングやハンドリングと称する施術や占いも、メンバーに対して高額な料金を請求して行われていました。
このような行為は、メンバーに対して精神的な圧力をかけ、グループから脱退できないようにするための手段として使われていました。メンバーは「より高い次元に行くためには自分を浄化しなければならない」と信じ込まされ、リーダー格の女性やその息子の指示に従うことが求められていました。
この事件は、スピリチュアルグループによる暴力や精神的な圧力が問題となったケースであり、県警は今後もグループの実態を詳細に調査し、必要な対応を行う予定です。また、被害を受けたメンバーに対しては、適切な支援を行うことが求められています。
今回の逮捕により、リーダー格の女性やその息子、その他のメンバーによる違法な行為が明らかになりましたが、グループの他のメンバーにも同様の被害が及んでいる可能性があるため、県警は引き続き調査を進めるとともに、被害を受けたメンバーに対しては適切な対応を行う予定です。
また、このような事件が再発しないように、スピリチュアルグループや宗教団体による違法行為に対する監視や規制の強化が求められています。被害を受けたメンバーの声をしっかりと聞き、適切な支援を行うことで、今後同様の事件が起きないようにすることが重要です。
参考記事 https://www.kobe-np.co.jp/news/backnumber2/202212/0015858619.shtml
デバンカーけんけんの見解
きちがい達が仲間割れですか、、、。スピリチュアルグループという響きがきもいですが、アホの集まりです。こういったものに関わるだけでダメ。みんなを不幸にするもの、それはスピリチュアルを地で言ってる人たちでございます。