けんけん先生こんにちは。
先日顕正会を取り上げられていた動画で、元会員としての体験談をコメントさせていただいた者です。
先生が顕正会の件を取り上げられたことで、私の実体験が少しでもお役に立てればと思い、改めてメッセージを送らせていただきました。
長文かつ乱文になりますが、お許しくださいませ。
私は約20年ほど前、顕正会員としてバリバリ活動していた時期がありました。
登録制のバイトで、たまたま同じ現場になった人から声をかけられ、連絡先を交換した後、後日お茶に誘われ勧誘されました。
当時はトラストリテラシーのトの字もなかった私は「幸せになれる簡単な方法がある」と、今思えばどう考えても胡散臭い誘い文句を疑いもせず、そのまま入会してしまい、組織の座談会や月一回の総会、毎週日曜日の唱題会に通い詰め、同じ組織の会員の話や会長の講義を大真面目に聞くうちにまんまと洗脳され、友達や同級生を片っ端から勧誘しまくる勧誘マシーンとなってしまいました。
その後1~2年ほど活動を続けましたが、見かねた家族や周りの人の尽力のおかげで少しつづ洗脳が解け、その結果自ら組織と連絡を絶ち、きっぱり活動から足を洗いました。
顕正会の勧誘の手口は、不安商法そのものです。
・やらないと罰が当たる
・死後は地獄に落ちる
・外国が攻めてくる(ロシア、中国、北朝鮮など)
・近いうちに大地震が起こる
・顕正会で活動をすれば地震からも守られ、徳を積んで成仏できる
・顕正会のみが唯一正しい宗教団体
・ほかの宗教はすべて間違っている
など、相手の不安と虚栄心を煽るのがテンプレートです。
顕正会は高校生から入会・活動可能な旨はコメントにも記載させていただきましたが、主なターゲットはやはり高校生や大学生などの若年層です。
世間的に未熟でトラストリテラシーが低いため、たやすく洗脳出来るというのが理由でしょう。
ほかに顕正会員が刷り込まれることは
・もうすぐ大地震や異常気象で日本は滅亡する
・間違った宗教を信じている人は、顕正会に勧誘することで救われる、だからどんな手を使ってでも勧誘活動をしなければならない
・いつか顕正会は国教化されるので、その時日本人全員が顕正会の正しさに気づき、お題目(南無妙法蓮華経)を唱える日が来る
などで、これはA会長が会員に対し、馬鹿の一つ覚えのように繰り返し語りかけています。
ほかには、世間で何か大きな事件が起きるたびに
・被害者は顕正会の活動を妨害していた人間
・顕正会を辞めた人が地震(事故)で死んだ
など嘘か誠か怪しい噂が組織内で定期的に広まり、『顕正会を辞めたら罰が当たる』と思い込まされる上、休みの日は欠かさず活動を強いられるので遊びに行くことも許されず、友達や周りの人は強引な勧誘で離れていくので、ますます世間から切り離され、結果として生活が顕正会の活動一色になってしまいます。
まさにカルトそのものです。
私もかっては日蓮大聖人様が~、とか、A先生のお心のままに~、と言ってはいましたが内心では、宗教の勧誘とは言わず相手を誘い出すという、騙し討ちのような勧誘方法に疑問が拭えず、とにかく勧誘が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
かと言って勧誘活動をやめたいと言えば直属の先輩から、そんな気分になるのは『魔の働き』(顕正会曰く、正しい宗教活動をしている顕正会を妨害する天だかの働きw)だと叱責され、とにかく勧誘の予定を出せと、少しでも見込みのある相手に片っ端から連絡を取らされていました。
「自分たちは正しいことをしている」という認識の基に動いているので、勧誘の場で暴言を吐かれたり罵倒されたり、その場で絶好されるようなことがあっても、勧誘活動で起きた悪いことは自らの『ザイショウショウメツ』(魂の罪が表に出てきていること、所謂デトックス)なので今まで積み上げた罪が軽くなった=喜ぶべきことだと教えられます。
それゆえ、たとえ勧誘で強引な真似をしても、罪の意識はまったくありません。
それこそ逮捕されるようなことになっても、です。
顕正会員は勧誘が原因で逮捕されると、真偽はそっちのけで「顕正会の勢力が広がることを恐れた創〇〇会の意を受けた地元警察の陰謀によるもので、会員に非はない」とされます。
(顕正会は創〇〇会を目の敵にしていますが、学会側がどう捉えているのかは分かりません)
逮捕者は大体が不起訴処分になり、塀の向こうに入ることはないので、総会で発表する機会が与えられます。
「(日蓮)大聖人さまのように法難(勧誘活動によって受ける災難)を受けた!(笑)素晴らしい!(笑)」
と英雄扱いされ、A会長からも褒めたたえられます。
顕正会では勧誘による逮捕は称賛されるのです。
世間一般ではどう考えてもおかしいですよね。
私が活動していた当時は、まだ個人情報の取り扱いが緩く、卒業アルバムの住所録などを使って勧誘できましたが、今ではそのような手口が使えなくなったことと、ネットの発達で顕正会の悪名が広がったいることもあり、昔以上に手口が悪質化しているようです。
例えば
・秋葉原のアニメ関係のお店で馴れ馴れしく声をかける
・勧誘のためだけに趣味の集まり(鉄道やアニメ関係など)に潜り込む
・駅前でチラシや新聞を配る
・ホームレスの人にお金を払って施設まで連れていく
・日本語がよく分からない外国人を入会させてノルマにカウントする
など、ノルマのためなら手段を選びません。
なんでもありです。
顕正会は表向きは
『日蓮上人の教えを正しく遂行する団体』
となっていますが、その実態はA会長を神格化・崇拝するただのカルト、会長一家のATM・金蔓集団に過ぎません。
動画にも息子さんが勧誘により軟禁されたというお話がありましたが、勧誘という目的を隠して近づくのは、連中の常套手段です。
私が活動していた頃とは多少変わっているところはあるかもしれませんが、根本は変わっていないように思えます。
長くなりましたが、以上が私の顕正会での体験談の一部です。
お伝えしたいことはまだまだありますが、あまりにも長くなってしまうので、もしまた機会があればお話させていただければと思っております。
顕正会では色々と専門用語がありますが、ここでは分かりやすいよう世間一般での用語でお伝えさせていただきました。
例:勧誘=折伏(しゃくぶく)など
先生も、どうかくれぐれもご自身の安全にはお気を付けくださいませ。
乱長文失礼いたしました。