投稿者

りー

投稿日時

2022-07-27 07:35:14

報告内容

けんけん先生と同年代の女性です。
まだ新卒で働き始めた20代の頃、手相の勉強をしているから見せて欲しいと声をかけられ、世間を何も知らなかった私はのこのこついていったのが始まりです。よくあるパターンです。

20年近く前になるので記憶が曖昧なところがありますが、詳しい「先生」にちゃんと見てもらおうとサロンのような所に連れていかれ、相談や話をしたり、声をかけられた優しそうなお姉さんとは時々食事やお茶に行ったりして、入信させるよう段々と引きこまれてしまったんだと思います。

当時休みが少ないブラックな飲食業に勤めていて辛く、合宿や礼拝に参加しづらかったのと、過干渉な親から逃れたかったので、仕事を変え一人暮らしをした方が良いと言われ、そのきっかけになったのは結果的には良かったですが、よく被害報告で聞く宝石、絵画、印鑑、文鮮明の写真カード等、結構な額を使って買い物はしてしまいました。当時は感銘を受けて、購入後も満足していました。

自己啓発、人生を変えるというのを間に受け、北千住のビデオセンターに仕事帰りや休みの日にせっせと通って真面目に講義を受け、数日間の合宿や信者達との共同生活、礼拝等にも参加し、講義を聞いたり、乾き物の訪問販売をしたり、歌を歌ったり、レクをしたり、時々宝石展や絵画展等に連れていってもらったり等、当時は充実していました。文鮮明が日本に留学した時に通っていた早稲田大学にも聖地巡礼と称され、何十人のメンバーと共に行き、外で大勢で何かの歌も歌いました。

性に対しては特に男性を刺激する服装をしたり、恋愛をすることや、婚前交渉等はタブーと教え込まれ、お酒もサタンのおしっこのためダメだそうです。文鮮明は独身の時、性欲が強いのに、若い美女から裸で迫られたのに男性不能と言ってサタンからの誘惑に打ち勝ったと聞きました。私は既に男性経験があったことや、それらの誘惑を完全に断てないことに罪悪感を持ち、また、仕事が忙しくなり様々な活動を続けるのがしんどくなってしまい、徐々に行かなくなってしまいました。

宗教と明かされたのは大分後だったように思いますが、宗教だけどこれは真の摂理でしょうと教え込まれ、当時は信じ込み活動して随分お金もつぎ込んでしまいました。

後にニュースで合同結婚式や文鮮明の死を知り、あれはただの宗教だったんだ、と活動を辞めた大分後に気付きました。
絵画は引っ越しの時に処分し、宝石は友人の結婚式等に使用しましたが、後に質屋に持っていったら全然値がつかず、普通に気に入っているので今も持っています。印鑑も元を取るつもりでまだ使っています。印鑑は先祖が守ってくれるとか言われて、亡くなった祖父の名前を何十回も紙に書く「供養」も行いました。

合宿では祝福を受けることが決まっている先輩の人をリーダーに何人かのグループを組み寝食を共にしました。合宿が終わった時にリーダーからレクや巡礼のときの写真を激励のメッセージ付きでアルバムにまとめてくれたのをもらい、これも処分してしまいましたが、こんな事件があったのなら証拠として取っておけば良かったなと思いました。お見せしたかったです。

期間としては1年に満たないくらいで、泥沼にはまり引き返せないところまで行かなかったのは幸いでした。その後仕事も異動があり隣県に引っ越しし、彼氏もできて、お酒も普通に嗜んでます。当時は純粋に信じちゃってましたね、、、、今思うと何でだろうという感じですが洗脳は恐ろしいです。

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