http://www.jhc-mfc.net/experience.html
親戚2名が、JHC(ジャパンハトホルスセンター)という団体の被害にあいました。この団体の会員は、占いサロンで団体名を伏せたままカウンセラーとして営業を行なっています。
カウンセリング中に「貴方には前世からのカルマがあり、スピリチュアルカウンセラーを天職とするために生まれてきている」「貴方の守護霊が導いている。特別な使命がある」という誘い文句で、JHCの主催するスピリチュアルカウンセラー養成セミナー(団体HP「ミーディアム養成クラス」)などに誘導されます。
セミナーの内容は、イタコのように守護霊を下ろす練習や、グラウンディング(団体HP「エクササイズ体験記」)という万病が治って人生が好転する(笑)エクササイズです。
一回あたりの料金はHP記載の通り1万円程度であり、一見良心的に見えるのですが
団体にハマっていくにつれ徐々に「貴方は霊的なレベルが高いからもっと上位のコースも受けることを守護霊が望んでいる」などと参加させられる回数が増えていき
「先生へのお礼」「お歳暮」なども、折に触れ現金で要求されるようになります。
特に悪質だと思ったのは、洗脳じみた思想の刷り込みが行われる点です。
「貴方には浄化しなくてはいけないカルマがある」「浄化のためには『吐き出し』(JHCに貢ぐことを指す独自の用語です)が一番」とカウンセリングのたびに言われ、度重なる金銭の要求に疑問を持たなくなっていきます。
(尚、団体に渡した金銭については「アフリカの恵まれない子供を支援する団体に寄付をしている」などと説明されますが、領収書は一切出ず、寄付先や内訳の公開もありません)
また、セミナーに専念させるためか
参加者に他の趣味や習い事があると「それは霊的に良くない」と難癖をつけてやめさせたり
「スピリチュアルの世界に専念することを守護霊が望んでいる」と、仕事を辞めさせセミナー会場近くに引っ越すよう誘導までしてきます。
ついでに反ワクチン、政府の陰謀で◯◯が隠されている、近いうちにアセンションがあるのでそれまでに覚醒しなければならないという終末思想など、色々な思想を詰め込まれているようでした。
上記のような経緯から、私が親戚の異変に気がついたときには、明らかに言動がおかしくなっており、社会生活に支障をきたしかねない状態でした。
親戚二人は、昔からライトなスピリチュアル好きです。
カウンセラーが営業していたのがよくあるデパートの占い鑑定所だったことから警戒心をもてず、悪質な団体に取り込まれていると気がつくのが遅れてしまいました。
また、この団体は江原啓之氏の著書を無断でセミナーに利用し「団体代表は江原啓之の弟子である」と詐称していることで過去に訴えられているのですが、現在も同様の詐称を続けており「あの江原啓之さんのお弟子さん」ということも、スピリチュアル好きの二人が団体を信用するきっかけになったようでした。